Interop Tokyo 2018 & Connected Media Tokyo 2018 出展報告
6月13日~15日に幕張メッセ ホールで開催されたInterop Tokyo 2018(以下Interop)およびConnected Media Tokyo 2018(以下Connected Media)に弊社が代理店を務める海外メーカー二社と共同出展いたしました。
Connected Mediaには「Mellanox Technologies / Servants International 」として共同出展(ブース番号:7J14)させていただきました。ブースでは、PTP (SMPTE2059-2)を始めとする、「放送のIP化」に向けてのメラノックススイッチの対応状況についての説明並びに、後述のデモでも使用している100GbE対応の1UハーフサイズのSN2010とSN2100スイッチの展示を行い、機能や性能の優位性はもとよりコンパクトな筐体および価格競争力の高さに多数ご関心いただきました。
この共同出展ブースの背面では、「Live Media IP Showcase」プログラムのもと「8K遠隔伝送のためのIP技術」と銘打ったライブデモを、NHK技術研究所様、NTTテクノクロス様、PANDUIT様のご協力の元、インターネットイニシアティブ(IIJ)様、セイコーソリューションズ様、パロアルトネットワークス様、そしてメラノックスと共に行いました。
メラノックススイッチは、本デモの8K IP 伝送において、映像フローの中心的な存在として、ホール間を結ぶVXLAN接続と、PTP 対応スイッチとしてグランドマスターの時刻情報を他の機器に配信する役割を担いました。
このライブデモは中継現場とスタジオの接続を模した約40Gb/sの帯域幅を持つ8Kカメラの映像を配信するデモです。TICO という軽圧縮技術により8.3Gb/sに圧縮して10GbEの回線を用いた映像伝送であるため、100Gb/sの帯域幅を提供するメラノックススイッチにとって負担の大きなものではありませんが、様々な要素技術を結集し8KのIP伝送が実現可能であることを御覧いただけたことは「放送のIP化」に向けて大きな意義であったと思います。
また、もう一つはConnected Mediaと同会期に開催されたInteropへの出展です(ブース番号:4T07)。弊社が国内代理店を務めるNetcope 社(本社チェコ、ブルノ)と共同出展で200G FPGA ネットワークアダプターカードの実物展示と200Gフルデュプレックスでのパケットキャプチャのライブデモを行いました。
このSmart NICは、Xilinx Virtex UltraScale+を搭載し、PCIe拡張アダプターをオプション追加することでPCIe Gen3 x32対応となります。ライブデモでは、1Uサーバー上で200Gのトラフィックを自己生成し64バイトサイズでもパケットロスなく200Gの双方向通信をキャプチャできる優れた性能を御覧いただきました。
最終日は雨天となり足元の悪い一日でしたが、出展期間中に両ブースにお運びいいただきました皆様に心から御礼申し上げます。
今後ともメラノックス社およびNetcope社製品をご愛顧いただきますよう謹んでお願い申し上げます。
(販売推進マネージャー 豊原)