技術コラム

NVIDIA
NVIDIA

InterBEE2022出展しました!

InterBEE2022出展しました!

毎年恒例のInterBEEに今年も出展してソリューションを展示しました。

1.Rivermax Display

2.PliopsとConnectX-6でのNVMe-oF ソリューション

3.JPEG XSソリューション

4.DOCA Firefly (BuleField-2)

 

     

 

1.Rivermax Dispaly Nvidia/MellanoxのIP動画配信ソフトウェアのWindwos版の追加機能

 

 

Rivermax Dispaly デモ動画

実際に会場で行ったデモを検証室で再現した動画です。

NVIDIAのグラフィックス ドライバーとRivermaxをネイティブに統合するオプションです。
Rivermax Windows版の追加機能で、Rivermaxソフトウェアが動作している環境においてサポート対象のGPUを搭載してRivermaxDispalyをインストールすれば、

WindowsOSに追加の仮想ディスプレイを6台まで作成可能になります。
SMPTE ST2110-20の正確な時刻同期されたマルチキャストストリームを送信して、そのストリームを受信した機器で、そのストリームを表示すると、その表示画面を自身(送信側)の拡張ディスプレイとして利用することができる機能です。

★アピールポイント
(1) ST2110をサポートしているIP Display ならネットワークに接続するだけで映像受信が可能
(2) Windows WS/ServerでST2110送信機が構築できます。
(3) Rivermaxは広く放送機器メーカが採用してます。(Panasonic,GrassVally等)
(4) RivermaxはJTNM(Joint Task Force on Netwarked Medeia)から認証されてます。

【必要なアイテム】
送信側
Windows10 Pro / RivermaxSDK+RivermaxDisplay
NVIDIA GPU(サポートされているもの)/ConnextX-5/6 もしくはBuleFirld-2
受信側
Linux(CentOS/Ubuntu)、Windows
RivermaxSDK /ConnectX-5/6

■どんなことができる?

SMPTE ST 2110 に完全に準拠したネットワーク上で Windows マシンのコンテンツを送信できま 通常、HMDI または DisplayPortや SDI から SMPTE ST 2110 へのコンバーターを使用してますが,RivermaxDisplay を使用すると、Windows マシンは、コンバーターを必要とせずに ST 2110 をネイティブに「話す」ことができます。
また、このソリューションを使用すると、NVIDIA Bluefield-2 DPU が提供する正確な PTP で同期することができ低レイテンシーの画像送信を実現できます。
→仮想ディスプレイ機能
サーバ室に高機能の編集用サーバを設置、リモートでその編集サーバを使用する場合、仮想的にディスプレイを増やして作業領域を作れます

 

2.PliopsとConnectX-6でのNVMe-oF

 

実際に開催期間中に紹介していたデモの紹介動画です

【基本情報/機器構成】
Tyanサーバ 2台 ( TYAN Computer Corp. Single socket 3rd Generation Epyc Server(TS65A-B8036))
NVMe : Solidigm QLC 15.36TB x8  NIC : ConnectX-6 200GbE NIC
【接続構成】
2台のサーバ間をNVMe-oFを用いて200GbEにて接続。
ターゲット側のサーバにはSolidigm QLC 15.36TB x8を搭載。
同サーバにPLIOPS製XDPカード(エクストリーム・データ・プロセッサ)を使用しハードウェアベースの冗長化(RAID5相当)を構築。

【Pliops XDPカードとは】
・ハードウェアによるインライン圧縮(HWに不可をかけずデータを圧縮)。容量の向上が図れる(最大6倍)。圧縮によりデータが小さくなるので実質的に転送パフォーマンスも向上。

・XDPによりいかなるデータもシーケンシャルで書き込まれるためNVMeのエンデュランス(耐久性)の向上

TLC→QLCへの移行も可能へ。TCOの削減も図れる。
・DFP(*Drive Failure Protection)機能による冗長性(RAID5 or 6相当)
・複数のドライブ障害を許容できるように仮想ホットキャパシティ(VHC)を使用(このホットスペースは各ドライブに分散)するため、ホットスペア用の専用ドライブは不要。※従来のRAIDベースのソリューションとは異なりCPUを介さず実際のデータのみが再構築されます。(高速リビルド)
・シーケンシャルライトとインライン圧縮により多くのメリットがもたらされる。

※単純なRAIDカードとは異なる。
・まとめ
-ランダムワークロードパフォーマンスペナルティの削除
-ランダムワークロード耐久性ペナルティの排除
9 Copyright Servants International Corporation
-ドライブダウン$/GB
-ローカルでの高速リビルド
-ソフトウェア最適化不要
Q4: サポートしているOSは?
CentOS, Ubnutu(他ディストリビューションも順次サポート)。
※カーネルバージョンの指定もあるためその時点の最新を渡辺様に確認すること。

 

 

3.SDI over IP JPEG XSソリューションデモ

JPEG XS規格は、高画質、ライト圧縮、低遅延、低複雑性の特徴を持つ、ビジュアリー(視覚的)ロスレス
画像圧縮アルゴリズムと定義することができます。これにより、低帯域幅でのビデオ接続が可能になり、

圧縮の範囲は、ユースケースとビデオコンテンツに応じて、通常2:1から15:1の間です。 特に4Kや8Kのような

超高精細映像のユースケースにおいて、電子機器の消費電力の削減にも貢献します。

マルチ生成に対するロバスト性にあり、10回のエンコード/デコードサイクルを経ても品質の劣化はありません。

今回は、共にJPEG XSコーデック機能をサポートするNevion社の「Virtuoso」及びヴィレッジアイランド社
の「VICO-4L-XS」の両製品の相互接続デモをご覧いただきますが、さらにJPEG XSの圧縮映像をSMPTEの
Video over IP標準規格ST2110-22に準拠したIPストリームとして送受信しています。ST2110は、放送映像業界
で導入が始まり普及しつつあるグローバルなIP化標準規格です。
非圧縮映像送受信のみではなく、圧縮映像にも対応するために規定されたST2110-22用の圧縮規格として、
JPEG XSは登録されています。4K映像を高画質かつ低遅延で10Gイーサネットで送受信できるため、放送局の

回線センター、マスターコントロールルーム、制作スタジオ等での採用実績があります。

 

4.DOCA Firefly(BuluField-2)

 

DOCA FireflyはDOCAに含まれているサービスの1つで、高精度の時刻同期を提供するデータ センター時刻サービスです。ナノ秒単位でクロックが同期するため、時刻設定が重要で遅延の影響を受けやすいさまざまなアプリケーションを使用できます。

DOCAはBlueField DPUのソフトウェア アプリケーション フレームワークで、ドライバー、ライブラリそしてサービスから構成され、DPUのアプリケーション開発環境です。GPUにはCUDA、DPUにはDOCA、となります。
以下のようなシュチュエーションで活躍します

• 高頻度の取引  • 分散型データベース  • 産業用 5G 無線アクセス ネットワーク (RAN)

• 科学研究 • ハイ パフォーマンス コンピューティング (HPC)  • Omniverse デジタル ツイン  • ゲーミング

• AR / VR • 自律走行車 • セキュリティ

参考:https://developer.nvidia.com/ja-jp/blog/nvidia-introduces-doca-1-2/